ヤマセミ(山翡翠)の覗きまど ヤマセミ

ヤマセミ 姿が無い

 8月も半ばを過ぎましたが、天候は不順、梅雨に戻ったような日が続いています。
やっと雨がやんでも日差しは有りませんしネ。川は水嵩が増し、川原には入れません。
先日、雨の合間に撮影に行きましたが、「全く全然どうにもさっぱり」…でした。
合歓の花が咲く頃は何時もヤマセミの姿は稀ですが、一輪だけ残っていました。
5か所をチェックしましたが、何処にも姿は無くすごすご帰宅しました。
掲載の写真は2年前の今頃撮影のオスの幼鳥です。

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ヤマセミ 濃い緑の中

 今回もメスだけです。 7月半ばにもなると居場所が変わり、なかなか撮れません。 地域によっては、巣穴周辺にいるのが常態の様な所もあるようです。 しかし、巣穴が渓谷から離れ、不便な場所に仕方なく営巣する地域では、季節によって居場所を変えています。 我がフィールドも季節で変化するので、難しい地域に入ります。

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ヤマセミ  飛び出し

 6月半ばに巣立ったヒナ達は、間もなくひと月なろうとしています。 私が撮った場所も、あと1週間もすればひと月。独り立ちと言うか親離れをしている幼鳥もいると思います。 以前、繁殖していた頃は3~4羽、親とは離れて飛来していました。 兄弟姉妹といても嘴を突きあったり引っ張ったりと、自我とテリトリーの芽生えが見られました。 他の流域からか別の個体が見られることもありました。 そうするとフィールドは賑わい、カメラマンには楽しい時期でもありますね。
今回は新しい写真ですが、残念ながら繁殖しなかったので、幼鳥ではなく、メスの成鳥です。

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ヤマセミ  ヒナの排泄量

 前回と同じく在庫からです。こちらはオスのみ、距離は20mほどで好い感じです。

以前(2013-07-08)掲載した巣穴でのヒナの排泄量について、1度に20mlと予想しましたが、どうも間違いではないかと、改めて推測してみました。 撮影をしていると度々排泄物を噴射しますが、ゼリー状の尿酸なので円柱状ではなく板状に押し出されている様に写っています。したがって0.2X0.2X20~30cm=0.8~1.2ml 程ではないかと。 1羽のヒナの1度の排泄量はおよそ1回1ml、1日5回、ヒナ5羽で、約30日分は750mlです。 これなら巣穴の奥でもなんとかなると思います。2度の巣穴調査は壊す事は出来ないので、自作の器具で行いました。これは胃カメラのように曲げることが出来ず、約10度傾斜の産道の奥に広い産室があり最奥の排泄物を取り出せなかった、という事になります。調査はもちろん巣立ち後3日目と前年の別の巣穴です。懸垂下降しての調査なので垂直の崖は苦労しました。
 下記青色が以前の記事です。

巣穴での雛の排泄物の処理はどうなっているのか疑問が解けません。カワセミのように巣穴の外へ排泄する訳ではなく、果たして産室に溜まるとどの位の量になるのが試算してみました。成鳥の回数と量を参考にしました。2時間で3回することもあり、少なく見積もっても1日に5~6回はあると思います。
ちなみに鶏糞は1羽の排泄量は120~130g/1日、だそうです。食べ物が違い飛ばないのでエネルギー消費量も違います。一概に比較は出来ないのですが、単純に換算しして120~130mlほどです。

1回量は写真から判断すると直径2mmx長さ30cmほど(少なく見積もっている)→0.2x3.14x30=約20mlになる。
孵化後33日、10日ほどで成鳥と同じと推定、巣立ち5日前には給餌制限されるので、30日で1日3回の排泄と仮定しました。計算も楽なので、実際はもう少し多いと思います。1羽で60ml/1日、5羽で300ml。

5羽が巣穴に居ると、20mlx5羽x3回x30日=9000ml→9Lです。一番大きなペットボトル(2L)4.5本分です。とうてい巣穴に溜まっているとは思えない量です。実際に巣立ち後の巣穴を調査しましたが極微量の糞末しかありませんでした。食塩の結晶が5、6ケ程度。するとあの白い排泄物は何所に消えたのでしょうか。
巣穴の下にも土と混った物はなく、明るいうちに親鳥が外に咥えて持ち出すのを見たことはありません。

これは仮説ですが、1日の給餌か終わった後、誰もいなくなった夕闇に包まれる頃、親鳥が土をまぶした排泄物をを運びだすのではないか、と。少なくとも早朝と、17時30分までは運び出していない。巣穴掘りや修復時など小石や土塊を咥え出るのも示唆的な行為かもしれません。が、本当のところは良く分からないのが実情です。


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ヤマセミ 巣立ち-5

 これで巣立ちは終わりです。 今回は第四子と親ですが、何しろ繁みに隠れたままなので、全体像も撮れないまま飛び去って行きました。  この日の親は巣立ったヒナの前に魚を咥えて誘導する、というのではありませんでした。 地域差があるのでしょうか、必死に誘導する所と、ここのようにヒナ任せに近い比較的寛容な態度の親の姿が見受けられました。 川から離れた場所の巣穴や、川の流れが急な場所では危険もそれだけ増すので、親が必死になるのかも知れません。 ともあれ、巣立った5羽共に無事に育ち、独り立ちをして貰いたいものです。

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ヤマセミ 巣立ち-4

 今回と、もう一度だけ巣立ちに関わる写真をアップします。  前回からの続きですが、羽繕いは親のやっている姿を見なくても、遺伝子の中に刷り込まれているようですね。 図らずも水に落ちて仕舞って、羽毛の繕いをしなければ飛行に差し障りがある、のを察知していたかのようでした。 また、長時間同じ場所に留まっているとストレッチの必要もちゃんと分かる。 たぶん狭い巣穴の中では他の雛もいてして出来なかったと想像しているのですが・・・。 ともあれ、この場所に永く留まるより、親としては早く安全な場所へ連れて行きたかったようで、両親が一度ずつ来ましたが、いかんせん上手く飛べないので、結局 2時間半もいる事になってしまいました。

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ヤマセミ 巣立ち-3

 竹から滑り落ちた後、やっと止まれた垂れ枝です。ここでも止まるのがまだ不安定で、何度も翼を広げて、やっと止まっている状態でした。初めての綱渡りが落ちそうになるのをやっとこらえている、という感じでしょうか。今回初めて見たことがありました。それは羽繕いをし、翼と尾羽を伸ばしストレッチをしたことです。さらに咆哮の格好のもしてくれました。もちろん成鳥では何度も見ていますが、巣立った直後のヒナでは初めてでした。水ポチャは2013年にも見ていますが、羽繕いはしませんでした。一丁前に尾脂腺から油脂を採って、コケそうになりながら、チャンとやっていたのには吃驚しました。ご存知の方もいらっしゃったと思いますが、私は初めての経験でした。

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ヤマセミ 巣立ち-2

 最後に巣立ったヒナはオスでした。 5:13頃には全てのヒナが巣立ったので、非常に早いですね。まだ飛行コントロールが出来ず、飛ぶ力も弱いため、ふらふらと思わぬ場所に行ってしまいます。一度はボサに降り立った後、メス親が魚を咥えて見える場所に来たためか、今回の竹に止まろうとしました。しかし、竹はツルツルと滑り、首で支え足を踏ん張るも、止まることが出来ません。結局28秒程もがいた挙句、終に水面に落ちてしまいました。急流でなければ浮いてますので心配はいりません。この後は別の垂れ枝に止まり、ロングステイでした。と云うより疲れて動けなかったのが実情だと思います。

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プロフィール

川原kaze

Author:川原kaze
機材 カメラNikonD3s D300
Lense Nikkor400mmF2.8
Nikkor70-300mm F4.5-5.6G

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